3.「Litecoin」
今回はオルトコインの古参にして代表格「Litecoin」のご紹介です。
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■Litecoinのキーワード
・非中央集権
・発行数が限られている
・半減期がある
・匿名性が高い
・PoW(Proof-of-work)
・scrypt
・ブロックチェーン
こんな感じですね。
■BitCoinとの違い
PoW(Proof-of-work)で利用されるハッシュ関数が「SHA-256」から「scrypt」に変更されています。
その他の仕様(出来る事、出来ない事)は、ほぼ、ビットコインと同等です。
(※ブロック生成間隔や報酬額などのパラメータ値は変更されています)
■Segwit採用?Lightning Network の実装?で盛り上がっているんだけど
それは応用編 まだ早いです。
■Litecoin のブロックチェーン
Litecoinはメジャーなアルトコインなので、複数のサイトで公開されています。
今回はここを使ってみましょう。
http://explorer.litecoin.net/
最初のブロックを調べたいので「1」と入れて検索。
「2011-10-08 06:29:19」に最初の取引が発生しています。
日本の取引所は2017年4月以降、LiteCoin取り扱いを始めました。
この為「Litecoinは新しいアルトコインだ」と勘違いされている方がいらっしゃるかもしれません。
残念、Litecoinは新人様ではなく、長老様です。
■LiteCoinは初期オルトコインの「お手本」
更新が数年前に止まっていますが、暗号通貨の歴史をツリー図で可視化したサイトをご紹介します。
http://mapofcoins.com/
BTC forks Mapをクリックすると、ビットコインから派生した一覧のアルトコインが確認できます。
LiteCoinをフォーク元とするアルトコイン、とっても多いですよね。
PoWに「scrypt」を採用しているアルトコインを辿っていくと、どこかで必ずLiteCoinに辿り着きます。
初期MonaCoinも、実はこのグループに含まれます。
■え? MonaCoinは「Lyra2REv2」でしょ?
うん、それも応用編
「scrypt」変更になった理由は、また後日。
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次回はMonaCoinの解説、、、に行く前に、PoW(Proof-of-work)について書いてみたいと思います。
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