6.「プライベートチェーン」
なぜかお題が変わってますね~
不思議ですね~
軽~く前置きで触れるレベルの予定でしたのに、随分と長~くなってしまったんですよ~
ほんと、作者本人もびっくりだよ!
■プライベートチェーン
そのいち、ブロックチェーンの仕組みが使われています。
そのに、ブロックの公開はされていません。
このケースのコインは「プライベートチェーンを使っている」といわれます。
MUFGコインがわかりやすい例かなと。
ここで復習!
ブロックチェーンにおけるブロックの承認は「何でも良い」のです。
プライベート・ブロックチェーンの問題点、ぢつはここです。
「Proof of ●●●」に何が使われているか、第三者的にチェックできないんですね。
「Proof of 社員」
「Proof of おとん」
「Proof of おかん」
「Proof of なんとなく」
「Proof of ニャンコの手」
どれが実装されているか不明です。
公開されていないってコワいですね~
なお、上記MUFJコインは、おそらく「Proof of 責任者のハンコ」だと思います。
(※公開されていないので、憶測の域を超えませんが、、、)
■プライベートチェーンが向いているシステム
プライベート・ブロックチェーンは、実は中央集権的なシステムと、とても相性が良いです。
なので、一般企業が採用検討している「ブロックチェーン技術」といえば、「プライベートチェーンを使った業務システム」を示すことが多いです。
コイン作っているわけじゃないんですよ、ご注意!
<とあるオフィスにて>
担当「部長、海外出張の許可ください」
部長「あれ?昨晩やったよ?」
担当「プライベートチェーンによると、承認されていませんよ?
許可して頂かないと、私の次の人、出張の申請が出せなくて困ってます」
部長「どれどれ?・・・あ、ほんとだチェーン止まってる、ごめんごめん」
部長(承認ボタンをポチッ)
端末「承認サレマシタ、次ノ出張予定ヲ入力シテクダサイ」
みたいな事が、将来的に実現するかも。
■パブリックチェーン
単に「ブロックチェーン」といえば、通常はこちらを指します。
プライベートチェーンと比較するために「パブリックチェーン」とも呼ばれ始めました。なんてめんどくさい。
今まで紹介してきたコインのブロックチェーンは、すべてこちら側です。
インターネットから、いつでもどこからでも確認できますね。
■パブリックチェーンの承認に必要なこと
あまり明文化されていませんが、以下のような内容が必要でしょう。
(1)ルールが単純明確
(2)第三者的な視点から見て公平
(3)一定の間隔で承認が実施される
(1)(2)は明確ですね。
「ニャンコの手」はダメ!ってことです。
(3)の部分ですが、プライベートチェーンの場合、なんらかの作業が終わった時点で承認すればOKです。
出張がなければ、ブロックを進める必要はないのです。
よって、次のアクションは1時間後かもしれませんし、1週間後かもしれません。
1年後かもしれません。
パブリックチェーンの場合、「誰が」「いつ」「どのように」使うのかが、全く予想できません。
よって「取引が含まれているかいないかに関わらず」一定間隔で、ブロックを先に進める(=承認する)必要があります。
■先生、むずかしくて良く分かりません!
よーするに
・プライベートチェーン = タクシー方式
・パブリックチェーン = 電車方式
でブロックの承認をしていますよ、ということです。
さぁ「取引」という名のヒトの子達よ!
自ら好きな移動手段を選ぶが良い!!(厨二病風)
ーーーーーー
さて、次回こそは「ブロック生成間隔」と「difficulty」!
7.「ブロック間隔」「Difficulty」「Hashrate」へすすむ