イベントでモナコインを扱う
このページは、コミケなどのイベントで出展者の方が「モナコイン決済…どうやったっけ?」「モナコイン決済やってみようかなぁ」ぐらいの方を想定して解説しています。実際は色々な請求・支払方法がありますが、
- 端末操作回数を極力減らす
- 準備簡単
- 送金トラブルを極力防ぐ
これらに則り、なるべく簡単な方法(請求MONAを固定)を選んで記載しています。基本的な手順は、ここ最近コンビニやドラッグストアで目にするQR決済の「ナントカPay」と一緒です。支払う方がQRコードを読み込んで送金するという方法を用います。ページは長いですが、該当する箇所だけやっていけば10分くらいで終わります。
iOS、androidで対応しているアプリが異なりますのでここでは代表的なアプリを紹介していきます。どれかをインストール、一通りの設定を終えて「モナコインのアドレス」が表示される場所まで進んでください。(MonaWallet・もにゃであれば当サイトで設定方法を解説したページがあります。)※記載は2019年6月4日時点のもの
[iOS]
MonaWallet
当サイトでの解説:https://monacuration.com/page-860/
[android]
もにゃ
当サイトでの解説:https://monacuration.com/page-853/
※もにゃのiOS版は一部機能が制限されるためお勧めできません
1.でインストールしたウォレットのアドレスの情報と請求日本円に相当するMONAの情報を埋め込んだQRコードを作ります。当日の商品の価格が500円、1000円、3000円と複数ある場合はそれぞれの価格の情報の入ったQRコードを作ってください。
また、設定するMONAの日本円価格は日々変動しています。QRコードを生成した時点でのレートで作られますのでご注意ください。イベント当日、前日に作ることをお勧めします。
以下のいずれかの方法で設定をします。
[印刷用QRコード生成ページで作る] ほんのちょっとテクニカル
※「普通のQRコードリーダー」から起動を促す必要があります
※ウォレットの情報を別途埋め込む必要があります
[MonaWalletで作る] シンプル
※キャプチャした画像の加工が必要です
[もにゃで作る] シンプル
※キャプチャした画像の加工が必要です
[印刷用QRコード生成ページで作る]
一度別のサイトに飛んでもらいます。「にすた財団」さんが公開されている印刷用QRコード生成ページに進んでください。
https://monainvoice.appspot.com/print
①1.でインストールしたウォレットのMONAのアドレスをコピペする
②商品名(なくてもよい)を入力する
③日本円での価格を入れる
④すべて入力を終えたら押す
そうすると、以下のようなQRコードが生成されます。
PCから生成した場合はそのまま印刷でもいいですし、保存して加工でもOKです。
スマホの場合は、この画像をキャプチャなどして一旦保存し3.に進んで下さい。
[MonaWalletで作る]
①MonaWalletを立ち上げ、受け取るを選択。赤枠部分の金額のリクエストをタップ。
②金額のリクエスト画面が出たら、赤枠部分をタップして日本円入力に切り替える。
③赤枠のように切り替ったのを確認し、請求する日本円を入力する。
④例えば500円なら以下のようにQRコードが変形します。
⑤この画像をキャプチャなどして一旦保存し3.に進んでください。
[もにゃで作る]
①もにゃを立ち上げ、「受取」をタップ。
②受け取りの画面に切り替わり、左上のMONAにチェックが入っていることを確認すし、画面を少しだけ下へスクロールし、最下部の「請求書のQRコードを作る」をタップ。
③赤枠内、「法定通貨換算」の部分に請求する日本円を入力する。
④例えば500円なら以下のようにQRコードが変形します。
⑤この画像をキャプチャなどして一旦保存し3.に進んでください。
2.で作成したQRコードを印刷するだけです。当日のブースの雰囲気に合わせて加工しましょう。完成後は1.でインストールしたウォレットで読み込めるかのテストも必要です。
[解説]
モナコイン以外にも複数の暗号資産で支払いを受ける際、どれがどのQRコードかわからなくなる場合があります。例えばMONAとBTCを扱う場合、
(MONA支払先)
(BTC支払先)
こんな感じでどのQRコードか指示書きを添えておくとスムーズです。
また、「にすた財団」さんの印刷用QRコード生成ページから作ったQRコードであれば、「通常のQRコードリーダーで読み取ってお進みください」と記載しておくと親切です。
画像は実際に生成したQRコードを使った売り場のイメージです。商品のラインナップは気にしないでください。手元に何もなかったの。
出展者はお客さんから「買いたい!」と言われたら該当するQRコードでの支払いを促し、手元のウォレットアプリでその着金状況を確認するだけです。
例えば、設定したアドレスがMonaWalletだとしたら以下のような表示がでるはずです。
画像:例えばこの場合、処理が20%進行している
一度、読み取りから支払いまでシミュレーションしておくことをお勧めします。
レート
この解説ページでは[固定]を採用しています。
[変動]
毎時変動するJPY価格に応じ「n円分相当のMONA」を適宜支払ってもらうパターンです。
500円分のMONAが4MONAの時もあれば、人によっては4.5MONA支払いの時もあります。
[固定]
当日のJPY価格は参照せず、当日は「nMONA」と一律で定めておくパターンです。
値札で言うなら、500円 or 4MONAという具合です。
tipbot使用の可否を決めておく
tipbotとは、主にTwitterのユーザー間で暗号資産を送金してくれるbotサービスのアカウントを指します。ウォレットアプリを介せず支払いができるのが特徴です。以下の特性を把握して「まずtipbotでの支払いを受けるかどうか」から決めましょう。
- 送金者が支払いを受ける人のアカウントを探すとモタつく
- 相互のアカウントを認識しておく必要がある
- レートは固定が前提
- 受取のTwitterアカウントが凍結された場合引き出し不可能
- 着金確認に都度Twitterを見る必要がある
- 支払いが続いた場合確認しにくい
デメリットを続けて書いてしまいましたが、実際のところはお互いに面識のある同士、操作に慣れていれば非常に簡単なので状況に合わせて導入を検討して下さい。
使用できるtipbot
モナコインのtipbotは以下の2つ。
@monatiproid オススメ
@tipmona ※2019年9月10日以降にサービス停止予定なのでお勧めできません
日本円への交換方法は?
図の通りです。当日はウォレット(アプリ)への支払いのみ行ってください。
イベントを終えた後、(開設しておいた)取引所へMONAを送り、JPYで売る。振り込み処理をかけて終わりです。
なんでレート固定にしたの?
詳細は後述しますが、手順の簡略化のためです。
どこで着金とみなす?
完全な着金処理表示には数分かかります。したがって、現実的には着金処理中(進行中)と手元のウォレットに表示されたら支払い終了とみなすケースが導入されています。ただし、ごくまれにブロックチェーン改ざん・攻撃などによる喪失の可能性があります。(過去に事例はありましたが現在は対策されています。数分で終える着金処理が終われば問題なく、遭遇する確率が極めて低いと判断しています)これはウォレットによって処理・表示方法が異なるので一概には言えない話です。
画像:例えばこの場合、処理が20%進行している
もにゃやMonaWalletからQRコードが読めない!
「にすた財団」さんが公開されている印刷用QRコード生成ページから作りませんでしたか?
アプリ内のカメラからではなく、スマホの通常のQRコードリーダーから読み取ってもらい、アプリで支払うを選んでもらってください。
QRコードに埋め込むウォレットのアドレスを取引所のものじゃダメなの?
多くの取引所は承認数が多くに時間がかかり、「着金処理中」の表示までに数時間を必要とします。したがって、支払い確認がその場でできるウォレットアプリを使いましょう。
お客さんが支払いを取引所から送金しようとしてるんだけど?
全力でお断りしてください。ひとつ上の質問と同じ原理で、「送金処理」に時間がかかります。支払いに確認を取るのに数時間を必要とします。
請求日本円を打ち込んだ時点のレートで請求MONAが表示されるということは、ウォレットで毎回請求日本円を打てば正確なレートで請求できる?
その通りです!その場合、[固定]ではなくなるので手順1.~4.で作ったQRコードは捨てちゃってください。毎回レートに合わせたQRコードが生成されます。いわゆる仮想通貨決済をやっている多くの店舗はこの方法を導入しています。ただし…毎回ちょっとだけウォレットの操作回数が増え数秒お会計の時間が増えます。なので、当日想定する忙しさとのバランスで判断してください。
MonaWallet:https://monacuration.com/page-860/
もにゃ:https://monacuration.com/page-853/
スマホのバッテリーが切れたらどうなるの?
ウォレットはスマホアプリなのでもちろん起動しません。ただし、送金状況を目視確認できないだけでアドレス・ブロックチェーンは稼働していますから支払い自体は受けることは可能です。
電波が入らないとどうなるの?
通信できないのでダメです。
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