14.「fujicoin」
今回のオルトコインは、日本生まれの「fujicoin」さんです。
やった、日本発のオルトコインだよ!
英語を読まなくても良いよヒャッホゥ!!
※このあと、askmonaや2chの過去ログと、にらめっこする生活が始まります
■fujicoin のキーワード
・非中央集権型・・・のはずでした
・発行上限値あり
・半減期の概念はないが、発行スピードは独自方式でコントロール
・匿名性が高い
・PoW(Proof-of-work)
・Scrypt-N-Fixed
・ブロックチェーン
・プレマイン率 1.6%
・fujicoin 1.0 -> 2014年6月1日スタート、6月5日開発中止
・fujicoin 2.0 -> 2014年6月28日21時(GTM)スタート、現在も稼働中
こんな感じですね。
■fujicoin のbitcointalk.org
fujicoin 1.0 はここでした。
https://bitcointalk.org/index.php?topic=607348.0
fujicoin 2.0 はここです。
https://bitcointalk.org/index.php?topic=644601
■fujicoin のブロックチェーン
諸事情により fujicoin-1.0のブロックチェーンは破棄されました。
fujicoin-2.0のブロックチェーンのみ稼働中です。
今回はこちらを使います。
http://explorer.fujicoin.org/
いつもの「1」を入力すると「Jun 28, 2014 11:40:42 AM」が出てきます。
ところで、2014年6月28日21時(GTM)スタートって、bitcointalk.orgで宣言していましたよね?
プレマインです。
Block Reward 50000000 FJC
ちょっと桁が多すぎませんか?
■ブロックチェーンをさらに調べてみる
「2」を入力
「Jun 28, 2014 11:42:07 AM」プレマイン確定。
「Block Reward 50000000 FJC」
「3」を入力
「Jun 28, 2014 11:43:57 AM」プレマイン確定。
「Block Reward 60305704 FJC」
「4」を入力
「Jun 28, 2014 11:46:30 AM」プレマイン確定。
「Block Reward 1 FJC」
「1」!?
■fujicoin 1.0 リリース時に公開されたソースで問題発見!
ほとんど情報が残っていないのですが、どうやら以下ような事件が起きていたようです。
・bitcointalk.orgアナウンス時、プレマインについてのコメントなし。
AuroraCoinのような大義名分もなし。
・ソースがスタートのギリギリまで公開されない(これはよくあること)
・公開されたプログラムから、下記のコードが発見される。
if (nHeight == 1) {
nSubsidy = 50000000 * COIN;
} else if (nHeight == 2) {
nSubsidy = 50000000 * COIN;
} else if (nHeight == 3) {
nSubsidy = 60305704 * COIN;
} else if (nHeight >= 4 && nHeight <= 500) {
nSubsidy = 1 * COIN;
} else {
// S-Curve theory: Gompertz curve
・fujicoin 1.0のブロックチェーンによると、447ブロックあたりまでがプレマインだったようです。
→プレマインされたコインと、ほかのユーザが持つ総コイン数が
1:1になるまで、1年半以上かかる計算。
・開発チームが6月5日に失敗を宣言。
・「プレマインがあることを宣言し、ブロックチェーンをリセットして再スタート」
→ fujicoin2.0 の誕生
・fujicoin 2.0においても最初の3ブロックは開発チームがプレマインしているので、、、
いろいろあったようですね。
■fujicoin 2.0 から学ぶべき教訓
bitcointalk.orgでの事前アナウンス、すっごく重要!
先にプレマインありを宣言しておけば、2.0を作る必要はなかったかもしれません。
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次回ですが、ノリ的には「kuma」に行きたい感じではあります。
行きたい感じではあるんですが、「kuma」は現在アレとかコレとかにチャレンジ中なので、しばらく様子見。
開発、頑張ってください!
そうだなぁ~
国産オルトコインPoS代表「ringo」選手の登場かなぁ?
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