8.「DASH」(その1)
今回のオルトコインは、PoW「X11」採用代表格の「Dash」さんです。
フツーのコインに見えますよね、そうですよね?
けっこう計算高く腹黒い、やり手さんです。
更にイメージカラー「青」が定着している、見た目もスマートさんです。
カンペキですね!
■DASH のキーワード
・非中央集権
・発行数が限られている
・半減期がある
・匿名性がすっごく高い、マジ高い
・PoW(Proof-of-work)
・X11
・ブロックチェーン
・マスターノードの概念あり
・Lightning Networkっぽいものが2年も前から稼働中
・改名に成功(※アイコンはそのままです)
・Official site and Documentationに、
しれっとX11 ASIC 紹介ページを作成(推奨すんなよ!)
https://www.dash.org/jp/mining/
こんな感じですね。
そこはかとなく、エリートさんの匂いがします。
■DASH のブロックチェーン
公式がブロックチェーンを公開しています。
https://explorer.dash.org/chain/Dash
いつもの「1」を入力すると「2014-01-19 03:54:41」が出てきます。
こちらもなかなかの古株ですね。
■「X11」
PoWのハッシュ計算方式のひとつです。
お菓子の中のクッキーです。
結局、やっていることは数当てゲームです。
・参加者がSHA-256/scryptに比べると少なく、Hashrateがそれほど高くならない
・difficultyの計算方式が優秀で、ブロックチェーンが安定しやすい
という特徴があります。
Dashが採用するdifficulty調整方式は「Dark Gravity Wave」です。
「Lyra2REv2」採用のタイミングで、MonaCoinにも採用されました。
■あれ?かなりイタイ英文が見えたような・・・
「Dark Gravity Wave」ですかね?
「黒重力波」と書いて「ダークグラビティウェーブ」と読ませる感じですかね。
なかなかの攻撃力ですね!
ベッドにダイブして布団を頭から被りつつ、足バタバタさせながら悶えてしまえwww
■実は元「Dark Coin」
このコイン、元は「Dark Coin」という名前だったのです。
仕様書を見ている限りにおいて、至る所に全身が痒くなりそうな文章がちりばめられておりました。
誰もが一度は経験する、黒歴史ってやつですね!
■なので、イメチェンしました(2015年3月11日)
みんな、アイコンは見ているけどコインの名前なんて見ていないよね?
よし、リブランドという名のイメチェンだ!
[ Darkcoin Rebranding, Possibly to “Dash”]
https://www.cryptocoinsnews.com/darkcoin-rebranding-possibly-dash/
なかなかステキな言い訳 信念が記載されています。※Google 翻訳推奨
なお、Darkcoint -> DASHは、ハードフォークを伴っています。
見事に過去の自分とバイバイしてますね。
https://www.dash.org/news/11-1-instantx-release/
問題は、、、DASHの開発メンバーが、、、技術者としては優秀すぎるくらいに優秀だった点です。
■即時取引機能「InstantX」
本ハードフォーク時に追加された「InstantX」という機能があります。
これの実態は、BTC/LiteCoin/Monacoinが、Lightning Networkを使って実装しようとしている機能です。
時代を先取りしすぎるのも考え物です。
メリットについて一般大衆が理解するまでに、2年近くかかっちゃいましたよ。
■今回のまとめ
「厨二病に侵された、本物の天才達は止めらない」
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さて次回は「Dash」(その2)
匿名性向上のカラクリについてがメインテーマです。
また、所々に自然に組み込まれていた専門用語の解説も次回に含める(予定)
もうしばらく Darkcoin Dash にお付き合いください!
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